予選1日目 うれしかったこと
センターコートに入った。
そこには、大勢の観客から、大声援を受け、
ひたむきにプレーする選手がいた。
小林 佳子(よしこ)選手
まだ世界ランキング入りしていないワイルドカード出場の選手である。
地元宮崎の選手であるからということは、もちろんと思うが、
観客の応援の拍手には、明らかに愛情がこもっていた。
小林選手は必死にボールを追いかけ、ひとつひとつのプレーに声を発し、
悔しさや、喜びを表現していた。
相手は、第7シード、世界ランク594位の宮村美紀選手。
試合は、中盤盛り返したものの、残念ながらストレートで敗退した。
しかし、劣勢のなかでも、必死に切り替えをはかり、
次のプレーに集中しようとする姿があった。
そして、試合中、アンパイヤや相手選手へは敬意がこもっていた。
ボールを渡しそこなったときに、
「すいません!」といって、
駆け足でボールを取りに行く姿を忘れることが出来ない。
彼女は試合後、ネット上で宮村選手と握手を交わし、深々と頭をさげて挨拶をした。
見守ってくださった観客の方にも、深々と頭を下げる。
7/13(日) センターコート第2試合 ○宮村美紀 VS ×小林桂子
今回、残念ながら小林選手の勝利の笑顔を
カメラに収めることは出来なかった。
しかし、きっと、彼女は、このあともプレーヤーとして、人として
どんどん成長することだろう。
そして、会場となっているテニスクラブでコーチをしているという
彼女のひたむきさと礼儀正しさは、
多くの人にテニスの素晴らしさと楽しさを伝えていくことだろう。。。。。
宮崎での予選1日目 もっともうれしかったこと
それは、彼女のそのひたむきな姿に出会えたことである。